主催:( 社 )日本機械学会                
 企画:( 社 )日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門 
  

 
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組織運営委員長メッセージ

 ロボットグランプリ 組織運営委員長
  
東京工業大学大学院  廣瀬 茂男

 「ものづくり」は日本の御家芸であり、日本の屋台骨を支える産業を形成し、水際立った日本の工業製品は世界中から高く評価されています。しかし日本のものづくりの伝統は今、危機的な状況にあります。その原因の一つとして、マシンがあまりに高度化してしまった結果、マシンは使い捨てするものであって自分で創ったり直したりするものではないと一般の人々が感じ出したことにある、と私は考えています。そしてそれが、今の理科離れにも繋がっていると考えられます。しかし、本当は「ものづくり」というのはとてもエキサイティングで知的な遊びなのです。そしてもしも我々が、実際に物に触れたときの多様な感覚を十分体験し、ものを支配する多様な物理法則などに関する十分の知識を持ち、さらに先入観に囚われない自由な創造的精神を持つことができれば、環境問題をはじめとする世の中の多くの重大な課題は、「ものづくり」によって解決出来ると私は信じています。
 「ロボットグランプリ」は、ものづくりを「知的スポーツ」として捉え、子供たちにものに触れながらその創造的な組み合わせによって与えられた機能を達成するマシンを創る喜びを知ってもらい、また一般の人たちにそれを楽しんで観戦してもらえるようにすることで、ものづくりを大衆化しようと考え開催してきています。
 科学技術立国日本の将来は、エンジニアリングセンスに溢れるチャレンジ精神を持った若者たちにあります。そのような若者を育成しようとするロボットグランプリの活動に、是非とも皆様のますますのご支援をお願い申し上げます。

 

 
実行委員長メッセージ

 第13回ロボットグランプリ 実行委員長
  
東京大学大学院  鈴木高宏

1998年に始まったロボットグランプリも、この3月で第12回を迎えることとなりました。その間、ロボットスカベンジャー、ロボットランサー、大道芸ロボットという3種目の競技を継続して実施してきました。各競技はそれぞれ、ロボット作りの楽しさを体験したい方、機械を動かす技術の腕を磨きたい方、パフォーマンスの企画まで行いたいという方を対象としており、小学生から社会人まで誰でもが参加できる大変にバランスの良い競技会ともなっています。
  また、このように同一競技を10年以上に渡り継続しているロボットコンテストは、数あるロボコンの中でも大変にユニークな存在といえます。この継続により、毎年競技会にご参加いただいている方々のレベルも、開催当時とは比較にならないほどアップし、また競技会を通じて参加者の皆さんの交流も行われるようになりました。更には、お互いに得られた技術的知見、情報を共有するという、主催の日本機械学会としても大変に望ましい競技会に発展しています。これも、常日頃からご尽力をいただいている関係者の皆様、また、競技会を支えてきて下さいました参加者の皆様の賜物です。
  今回は、会場を皇居の近く、北の丸公園にあり、古くから 科学技術の殿堂として親しまれている科学技術館に移して 開催いたします。昨年、一昨年と同様に大勢の見学の方のご来場が予想されます。これまでの競技会参加者の皆様にも是非またご参加いただき、日頃の成果を披露いただけばと思います。また、競技には参加しない方々も是非会場に足をお運びいただき、参加者と出場ロボットが繰り広げるパフォーマンスをお楽しみいただければと思います。